台南市の「交流促進協定締結都市」である日本の宮城県仙台市は、台南市を応援するため台南産パイナップル6.7トンを購入し、あす(6月2日)、市内の百貨店「藤崎」で販売会を開催する。台南市の黄偉哲市長は5月31日、仙台市とオンライン会議を開いて謝意を示した。
このオンライン会議には仙台市の郡和子市長、鈴木勇治議長、それに仙台・台南友好交流促進協会の飯岡智会長、上野副会長、早坂副会長などが出席し、台南産パイナップルがまもなく仙台市で販売される喜びを黄偉哲市長と分かち合った。
黄偉哲市長はこのオンライン会議で、「仙台市が台南産パイナップルの販売会を開催すると知り、非常にうれしく思う。長い付き合いのある仙台の友人たちが、実際の行動をもって台南を応援してくれることに感謝している」などと伝えた。
黄偉哲市長はまた、今年4月に台南産パイナップルで作ったパイナップルジュース、ドライフルーツ、パイナップルケーキなどの加工品を海外の関係者に送ったところ、仙台市の郡和子市長からは「台南産パイナップルの加工品は非常においしく、心が温まった」と絶賛する手紙を受け取ったことを明らかにした。
これに対して郡和子市長は、台南市が長期にわたり仙台市との交流に力を入れていること、特に10年前に発生した東日本大震災や、昨年の新型コロナウイルスの感染拡大に当たっては、台南市が一早く支援の手を差し伸べてくれたことに感謝していると述べた。また、今回は仙台・台南友好交流促進協会の努力によって、台南産パイナップルが仙台市で販売されることをうれしく思うと述べた。
黄偉哲市長はオンライン会議の最後で、まもなく6月を迎え、台南市ではマンゴーの季節を迎えるとし、今年も仙台市の関係者に台南産マンゴーを届けることを約束した。仙台市の関係者も台南産マンゴーに期待を示し、コロナ収束後の相互訪問を約束した上で、一日も早く台南市を訪れておいしい果物やグルメを満喫したいと期待に胸を膨らませた。